今回は資格試験について。私が「なにか勉強したいな・・・」という思いつきで資格取得したFP3級(FP技能士3級)について書いてゆきます。
FP3級は立派な国家試験ですが、勉強しなくても誰でも受かる!などと言われることもあるこの資格試験。易しい部類の試験ではありますが、さすがに勉強せずに受かるような試験ではありません。合格のために必要な勉強時間はどれくらいなのかは気になるところではないでしょうか。
一体どれくらい勉強をしたら合格できるのか!?
もちろん知識や職業によって必要時間は変わってきますので一概には言えませんが、知識ゼロから始めて合格した私の経験をもとに必要な勉強時間をあげてみます。
また、その勉強用に選んだテキストについてもお話しします。
皆様の参考になれば嬉しいです。
1回目の受験で合格したときの勉強時間
FP知識ゼロから勉強を始め、1回目の受験で合格できたときの勉強時間はおよそ40時間でした。
受験勉強を始めたのは試験の一ヶ月半前くらいからで、通勤時間で20分+自宅で30分=1日50分程度です。
勉強を始める前は「特に仕事で使う分野でもないので100時間くらいは必要なのかな」と、漠然と考えていましたが数日やってみたところでそんなに時間を使わなくてもよいと思えるようになったのです。
尚、受験時の私は
- 受験時の編集部KK
- ・通信技術の業務でFP関連の仕事経験なし
・法学部卒(学生時代は真面目に勉強しなかった)
・40代前半
仕事は不動産や金融・保険などの業界ではないため、業務でFP試験に関わることはありません。
大学の講義の中でFPに関わる内容に触れたことがあるかもしれませんが、卒業から20年ほど経っているうえに大学時代は遊び呆けていたため試験のためになる勉強はゼロと言ってよい状態です。
年齢はあまり関係ないと思いますが、参考までに。
このように、FP資格取得に必要な知識をほぼ持っていない社会人が合格ラインにたどり着くまでに40時間ほど必要だった!ということです。
FP3級はどんな試験?合格率は?
試験形式
FP3級に合格するためには”学科試験”と”実技試験”それぞれの合格点を取らねばなりません。 試験要項をみたとき、心配になるのが”実技試験”ではないでしょうか。 実技?試験官とのシミュレーションみたいなものがあるんすか!?受験する[…]
合格ライン
通学?通信教育?それとも独学?
通学
通信教育
独学
独学の参考書・問題集と勉強方法
独学で進めるにあたり、参考書選びと勉強方法についてですがあまり難しく考える必要はありません。
悩んでいる時間があれば、1行でも参考書を読んで1問でも問題を解いたほうがよいでしょう!
参考書・問題集選び
書店で売られている参考書・問題集はどれもよくできています。
どれを選んでも大差ありませんので、数ページ見てみてわかりやすそうだ!と思ったものを選ぶのはよいでしょう。挿絵があるもの、単語解説をページ横に置いているもの、図解が充実しているもの、いくつか見たうえで選んでください。
どうしても決めかねる場合、オススメできるのは「過去問を多めに載せている問題集」と「その問題集に紐づいている参考書」です。
後の勉強方法でも書きますが、過去問は試験で何が問われるかを知ることができるお宝のようなものです。問題集も試験を見据えた問題ではありますが、迷うのであれば過去問付きの問題集と、その参考書を手にしてみてください。
勉強方法
参考書と問題集を選んだら勉強開始です!
勉強方法は「参考書一読→問題集を解く→問題集を解く→問題集を解く」です。
ん?問題集を解くばっかりじゃない?と思うところですよね。
参考書一読
はじめに参考書に目を通します。ここでのポイントは詳細まで理解しようとしないことです。
他の試験でも言えることですが、参考書を隅から隅まで理解しようとしたり暗記しようとするとドツボにハマってしまい、時間をかけるわりに試験問題が解けないという結果になってしまいがちです。
理解できようができまいが、どんどん読んでいきましょう。参考書内容が全部頭に入ればそれはそれで素晴らしいですが、最終的に「こんなことが書いてあったな。」くらいの記憶が残っていれば十分です。
- 一箇所に留まることなく参考書を一読する
- 全て理解しようとしない
- なんとなく書いてあったことが頭に入ればよい
難しく考える必要はありません!参考書のを読み終わったら問題集に挑戦しましょう!
問題集を解く
問題を解くことにより知識のアウトプットができると同時に試験で何が問われるかを知ることができます。また、問題集を解いてみると・・・いかがでしょうか。選択式ということもありますが、意外と解けのではないでしょうか。
参考書で得た知識をもって、理解して解けた問題
自らの知識で自信をもって解けた問題はもう攻略できています。同じ問題はもちろん、類似した問題も解けることでしょう。
このような問題について、改めて参考書を読み直す必要はありませんので他の問題に時間を割きましょう。
何となく解けた問題・解けなかった問題
自らの知識では解くことができなかった問題については、その問題を解くために必要なところを参考書で探し、問題を解くために必要な理解を深めます。
はじめ、参考書を一読したときは流し見したところも、この段階では理解できるまでトコトン深掘りしつつ暗記するようにします。
問題集や何を問われているかを知り、それを解くために必要な知識を参考書で得る
ここが大切です!
解けない問題が出てくるたびに、これを繰り返してみてください。はじめは解けなかった問題も、これを繰り返すうちに理解して解けるようになっていきます。
あとは問題集を最低でも3回、できれば5回繰り返せば合格ラインに達していることでしょう。
試しに過去問を解いてみると合格ラインに達しているはずです。
まとめ
- 合格までの勉強時間は、およそ40時間
- 独学で十分合格できる
- 参考書・問題集はわかりやすいと感じたものでOK!迷うのであれば過去問を載せているものを。
- 勉強方法は、参考書を一読したあと問題集を繰り返し解く
問題集を解くことをメインに勉強を進めてゆけば、40時間程度で合格ラインに達することが可能な試験です。
FP3級は資格取得という一面以外にも、生活に役立つ知識が手に入る素晴らしい資格試験です。臆することなく挑戦し、合格を手にしてください!